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国民民主の参院選候補「ReHacQ」出演のため離党 Pは党に苦言「いくらなんでもおかしい」




 元テレビ東京名物プロデューサーで、経済メディア「ReHacQ(リハック)」プロデューサーの高橋弘樹氏が31日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。国民民主党の参院選候補が同メディアに出演するため、離党を余儀なくされたとして、党側に苦言を呈した。

高橋氏は、参院選兵庫選挙区に国民民主党から出馬し落選した多田ひとみ氏が、落選者の立場で、NHK党の立花孝志氏と同メディアに出演する企画を告知。高橋氏はその上で「いままでで、一番出演いただくのを躊躇しました。国民民主党の多田ひとみさんが、ReHacQに出るためには離党しなければならないとのことで、悩んだ挙句離党するという選択肢をとりました」と経緯を説明すると「やはりそれはいくらなんでもおかしいと思う。政党の組織の論理も分かりますが、議員や候補の言論を封殺するのは良くないと思います…」とつづった。  高橋氏は「さらにふつう他の政党は、議員のメディア出演はかなり議員個人の判断に委ねられているので、おそらく党中央ではなく、兵庫県という独特の政治状況のある県連の判断かと思いますが、議員や候補が外部で自由闊達に議論できない体制は、必ずいつか内部から崩壊しますし、民主主義にとっても良くないと思います!」と記した。  多田氏は出演に先立って、自身のXで投稿。参院選での支援を感謝すると「選挙戦を通じて改めて実感したのは、私はやはり、地元に密着して県民・市民の皆様と直接向き合い、笑顔を生み出すような仕事に強いやりがいを感じるということでした。法律改正など国政でしか




できない取り組みにも魅力は感じていましたが、それ以上に『目の前の方々をどう幸せにできるか』という思いが、自分の原点であると確信いたしました。私の政策の柱でもある『県政の分断をなくし、兵庫の声を前に進めること』には、今後も真摯に取り組んでまいります」とつづった。  また「一方で、齋藤県政については、人としてまたリーダーとして疑問を感じる部分もございますが、実施されている政策の中には評価できるものも多くあると考えています。そのため、一部の皆様が一律に『反齋藤』の立場をとられていることに対し、自身の考えとの間にズレを感じ、正直なところもやもやする部分もありました」と指摘。「立花氏についても、同様の思いを持っております。既得権益にメスを入れる齋藤県政を復活させたのは立花氏の実績だと思っています。しかし人を傷つけるような発信や言動については、決して看過できるものではなく、問題があると認識しています。既得権益にメスを入れる選挙を成し遂げた過程で生まれた傷や苦しみ、声にならなかった痛みに対して、十分な配慮や謝罪が見られないことについては、今後も私からもお願いしていきたいと考えています」と。立花氏についても言及した。


 多田氏はその上で「私は、齋藤知事に対しても、立花氏に対しても、『全否定』『全肯定』ではなく、是々非々の姿勢で県政に向き合っていくべきだと考えています。何より大切なのは、兵庫の未来と県民の幸せに資するかどうか。その一点に立脚して、冷静に判断し、行動していきたいと思っています」と主張。「県連の判断に反してのリハック出演となりますので、誠に勝手ながら、このタイミングで国民民主党を離党させていただき今後は無所属という立場で、1年半後の県議会議員選挙に向けて、地道に活動を続けていく所存です」と明かした上で「その決意を、明日の『リハック』出演という場で、自らの言葉で県民の皆様にしっかりとお伝えしたいと考えております。国民民主党や県連を悪くいうことは一切致しませんのでご安心ください。これまで支えてくださったすべての皆様に、心から感謝申し上げるとともに、今後とも可能であれば変わらぬご指導・ご鞭撻を賜れましたら幸いです。  何卒よろしくお願い申し上げます」と、胸中をつづっていた。

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