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任天堂のネット番組「ニンダイ」 「X」で関連ワードがトレンド席巻もファン冷静 背景は #エキスパートトピ

 


 任天堂のゲーム情報を紹介するネット番組「ニンテンドーダイレクト」が、7月31日に配信されました。番組では、年末から来年にかけて発売予定のタイトルが明らかにされ、「X(旧Twitter)」のトレンドでは「ニンダイ」と「Switch2」に関連するワードが1位と2位を占めるなど、注目を集めました。一方で、今回は「ソフトメーカーラインナップ」とあった通り、任天堂自らが手がけるタイトルのサプライズ発表はなく、ゲームファンの反応はいたって冷静でした。注目タイトルを紹介しながら、背景を考えてみます。

エキスパートの補足・見解

 今回の発表は、主に年末商戦を見据えたものでしたが、三つの理由から「難しさ」がありました。

 一つは、スイッチ2本体が十分に流通しておらず、販売店では高額転売への警戒から条件付き販売が続いていること。そのためスイッチ2の需要を過度に刺激したくない状況。一方で、既に入手した人への訴求も必要で、二つのバランスを取るのが一苦労です。

 二つ目は、番組で紹介する対応ソフトがスイッチかスイッチ2なのか、分かりづらいこと。見方をわざわざ説明するほど、なかなか……。

 最後は、発表に特別感を演出しづらいこと。今やソフトメーカーはマルチ展開が普通で、ソフトメーカーのタイトルだけでは、物足りなさを覚える人もいるでしょう。

 そのためか「X」のトレンド席巻はあっても、「今は(大作がなくても)仕方ないよね」と全体的に冷静なトーンでした。その中で存在感を見せたのはスクウェア・エニックスで、新作RPGを用意するなど、日本の好みに寄せた印象。他にも「塊魂」の新作や「ほの暮しの庭」なども喜ばれそうです。

 ラインナップの充実も重要ですが、やはりスイッチ2で求められるのは、任天堂のビッグタイトルということ。今後の動きにも注目です。



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